W杯優勝を可能にした日本女子サッカー独自のシステム
私と同年代の風間氏。あの人の解説はなかなか深い。。。。
「女子サッカーの人口が少なく、不憫だと思われていた環境が、実は成長のためにものすごくよかったのです。高校年代でも、女子代表チームは男を相手にして練習試合をやっているわけで、それと比べてドイツがそんなに強いのか、アメリカが本当に化け物なのかと考えれば、必ずしもそうではなくなりますよね。
日本は独自のものを、知らぬ間に作っていたのです。学校社会における部活動や、欧州と違ってグランドが学校の中にあったりという、日本独特の土壌が、そうしたシステムを形作ったということです」
「だからなでしこのサッカーを他の女子の国が真似できるかといったら、なかなか難しいと思います。なぜなら少女時代には戻れないからです。言い換えると、日本の女子はもっと突き抜ける、もっと差をつけられるチャンスでもあるのです。
女子サッカーと男子サッカーでは、フィジカル能力に大きく差があります。女子だとパスのスピードさえ早くすれば追いつけませんが、男子は足も速いので、パスのスピードだけでは突破できない部分もある。同じスポーツでも観点が変わってくるのですが、女子の場合は速いパスが蹴れて、速いパスを止められさえすれば、もっと世界に差をつけることができるのです。今回の優勝でそのことに気がついたのではないでしょうか」
シニアサッカーに置き換えると、「早いパス」と「早いパスを止める」技術は大きな戦術の一つとして認識するべきだと思いますが。
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